2017/10/31

すべてを一新したい気持ちで、決めてはほんとにくだらないことで、ただの甘えでも逃げでもいい。辞表を出した。なんでもなんだかんだで続けられるタイプだったわたしが新卒で入った会社を2年半でやめる。何の後悔もなく何のツテもアテもないけれどどうしてだか気持ちはとてもすっきりしていて不安は一切ない。

わたしがやめた後もここの会社はただなんでもなく続いてわたしはまた新しい道を進む。

引っ越しをすることを決めた。言ってもないのに一緒に住もうと誘ってくる男がいる。男に求められているうちは自分がまだ大丈夫だと思える。わたしが大好きだった人。未来がどうとか何も考えずにただただ憧れていて悔しくてどうしても近づきたかった人。告白して、すんなりふられて、拒絶されて、元に戻って、わたしにも他に頼る人ができて、ようやく思い出すことも少なくなっておだやかな日々を過ごしていたところに突拍子もなく全部ぐちゃぐちゃにぶち壊していく。彼はわたしをどうしたいのか。自分を好きな女だから一緒に住んでくれるだろう?自分と似ているから?住みたい街が一緒だから?都合がいい。わたしはとことん都合がいい。あの人と暮らすことのメリットはあの人のことをもっと知れること。あの人が大きくなる過程を間近で見れること。それ以外は全てデメリットな気がする。わたしはあの人と暮らしてあの人にまた恋をするのだろうか。あの人がわたしを好きになることはなく、隣の部屋同士で毎日眠りにつくのか。いま、いちばんそばにいてくれる人に一緒に住む人がいることを伝えたら泣いていた。泣いたって、わたしを好きになることはないのでしょう。わたしはどうしたら、幸せになれるのだろう。幸せってなんだろう。